生前整理で何から始めればいい?
「生前整理を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」——これは多くの方が抱える悩みです。生前整理には決まった順番はありませんが、効率よく進めるための優先順位があります。
この記事では、チェックリスト形式で生前整理の実践手順をご紹介します。一度に全部やる必要はなく、チェックリストを見ながら少しずつ進めていきましょう。
生前整理チェックリスト
最優先:重要書類・財産関連
- 銀行口座の一覧を作成した(銀行名・支店・口座番号)
- 保険証券の所在を確認した(生命保険・医療保険・火災保険)
- 不動産の権利証・登記情報を確認した
- 年金情報をまとめた
- 借入金・ローンの残高を整理した
- 有価証券(株式・投資信託)の情報をまとめた
- クレジットカードの一覧を作成した
- 印鑑・通帳の保管場所を家族に伝えた
優先度高:デジタル関連
- スマホ・PCのパスワードを記録した
- ネット銀行・証券のID/パスワードを記録した
- サブスクリプション契約を一覧にした
- SNSアカウントの扱い方の希望を書いた
- メールアカウント情報を記録した
- 写真データのバックアップを取った
優先度中:持ち物の整理
- 衣類を整理した(1年以上着ていないものを処分)
- 書籍・雑誌を整理した
- 趣味の道具を整理した
- 食器・調理器具を必要最低限にした
- 使っていない家電を処分した
- 思い出の品(写真・手紙など)を整理した
- 家具を必要最低限にした
優先度中:意思の記録
- エンディングノートを用意した
- 医療の希望(延命治療の可否)を記入した
- 介護の希望を記入した
- 葬儀の形式の希望を記入した
- お墓の希望を記入した
- 遺産分配の希望を記入した(※法的効力は遺言書)
- 葬儀に呼んでほしい人リストを作成した
任意:法的な準備
- 遺言書の作成を検討した
- 任意後見契約を検討した
- 家族信託を検討した
チェックリストの進め方|5つのコツ
1. 1日15分から始める
生前整理は一気にやると疲れて挫折しがちです。「1日15分」をルールにして、少しずつ進めるのが最も成功率が高い方法です。引き出し1つ、本棚1段から始めましょう。
2. 「捨てる」ではなく「選ぶ」の発想で
「何を捨てるか」で考えると手が止まります。「残したいもの」を選ぶ発想に切り替えると、判断がスムーズになります。残したいものを選んだ結果、残りは処分対象です。
3. 迷ったら「保留ボックス」へ
判断に迷うものは「保留ボックス」に入れておきましょう。3ヶ月後に見返して、その間一度も思い出さなかったものは処分してOKです。
4. 写真はデジタル化する
大量の紙焼き写真はスマホやスキャナーでデジタル化すれば、場所を取らずに保存できます。スマホアプリ(Googleフォトなど)で簡単にスキャンできます。特に大切な写真だけ紙のまま残し、残りはデータ化しましょう。
5. 家族と一緒に進める
生前整理は一人で黙々と進めがちですが、家族と一緒にやることで「これは誰々にあげたい」「これは残してほしい」という会話が自然に生まれます。こうした会話が、将来の相続トラブル防止にもつながります。
生前整理で処分に困るものとその対処法
仏壇・神棚
処分する場合は「魂抜き」(閉眼供養)を行ってから処分するのが一般的です。お寺や仏具店に相談しましょう。費用は1万〜3万円程度です。
人形・ぬいぐるみ
そのまま捨てるのが忍びない場合は、神社やお寺で「人形供養」をしてもらえます。郵送で受け付けてくれる神社もあります。
大量の本・雑誌
古本買取サービスを利用すれば、段ボールに詰めて送るだけで買い取ってもらえます。専門書や全集は意外と高値がつくことも。
衣類
状態が良いものはリサイクルショップやフリマアプリで売れます。それ以外は自治体の資源回収(古着回収)に出しましょう。
生前整理と墓じまいの関係
生前整理を考える方の多くが、同時にお墓のことも検討しています。「自分の代で墓じまいをして、子どもに負担を残さない」という選択をする方が増えています。
生前に墓じまいを完了しておけば、元気なうちに自分で供養先を選べますし、費用の比較検討も余裕を持って行えます。
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