遺品整理は自分でできる?
「遺品整理は業者に頼むもの」と思っている方も多いですが、条件次第では自分で行うことも十分可能です。特に以下のような場合は、自分での遺品整理に向いています。
- 間取りが1R〜2DK程度で荷物が比較的少ない
- 家族や親族の協力が得られる
- 退去までに時間的余裕がある(1ヶ月以上)
- 特殊清掃が不要な状態
- 費用をできるだけ抑えたい
逆に、一軒家まるごとの遺品整理や、ゴミ屋敷状態、特殊清掃が必要なケースでは、プロに依頼した方が効率的で安全です。
自分で遺品整理する場合の手順
ステップ1:スケジュールを立てる
遺品整理は想像以上に時間がかかります。1R〜1LDKでも最低2〜3日、一軒家なら1〜2週間は見ておきましょう。以下のようにスケジュールを組むと効率的です。
- 1日目:貴重品・重要書類の捜索と確保
- 2日目:部屋ごとに仕分け(残す・譲る・売る・捨てる)
- 3日目以降:処分作業(自治体のゴミ回収・リサイクルショップ持ち込みなど)
ステップ2:必要な道具を準備する
遺品整理に必要な道具は以下の通りです。ほとんどがホームセンターや100円ショップで入手できます。
- 段ボール箱:大中小を各10枚程度
- ゴミ袋:45L〜90Lを大量に(自治体指定のもの)
- 軍手・マスク:ホコリやカビ対策
- ガムテープ・マジック:梱包・ラベリング用
- 台車:重い荷物の搬出用
- 工具セット:家具の解体用
- 掃除用品:ほうき・雑巾・掃除機
ステップ3:貴重品・重要書類を最優先で確認
遺品整理で最も重要な作業です。以下のものは絶対に処分してはいけません。まず最初に捜索・確保しましょう。
- 通帳・キャッシュカード・印鑑
- 保険証券・年金手帳
- 不動産の権利証・登記識別情報
- 遺言書
- 契約書類(賃貸・保険・ローンなど)
- 有価証券・貴金属
- デジタル遺品(PC・スマホのパスワード情報など)
ステップ4:4つのカテゴリに仕分ける
遺品を以下の4カテゴリに分類していきます。
- 残すもの:形見として家族が引き取るもの
- 譲るもの:親族・知人に渡すもの
- 売るもの:リサイクルショップやフリマアプリで売れるもの
- 捨てるもの:上記に該当しないもの
迷った場合は「一時保管ボックス」を作り、後で判断しましょう。ただし、先延ばしにしすぎると片付かなくなるため、1ヶ月以内に最終判断すると決めておくのがコツです。
ステップ5:不用品の処分方法
自治体のゴミ収集を活用する
最も安く処分する方法です。一般ゴミは無料、粗大ゴミは1点200〜2,000円程度で回収してもらえます。ただし、事前申込みが必要で回収日が限られます。
リサイクルショップに持ち込む
まだ使える家電・家具・衣類・本などは、リサイクルショップに持ち込めば買い取ってもらえることがあります。出張買取に対応しているショップもあります。
家電リサイクル法対象品の処分
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、家電リサイクル法により特定の方法で処分する必要があります。購入店に引き取りを依頼するか、指定引取場所に持ち込みます。リサイクル料金は1台1,000〜5,000円程度です。
自分で遺品整理する際の注意点
相続放棄を検討している場合は注意
相続放棄を検討している場合、遺品を処分すると「相続を承認した」とみなされる可能性があります。相続放棄を考えている場合は、弁護士に相談してから遺品整理を始めましょう。
デジタル遺品を忘れずに
パソコンやスマートフォンの中のデータ、ネット銀行の口座、サブスクリプション契約、SNSアカウントなども整理が必要です。放置すると月額課金が続いたり、個人情報が漏洩するリスクがあります。
心理的な負担に注意
故人の遺品に触れることは、想像以上に精神的な負担がかかります。無理をせず、休憩を取りながら進めることが大切です。つらい場合は、遠慮なく業者の力を借りましょう。
自分でやるか業者に頼むかの判断基準
以下に当てはまる場合は、業者への依頼を検討しましょう。
- 荷物の量が多い(3LDK以上、一軒家)
- 退去期限が迫っている(2週間以内)
- 手伝ってくれる人がいない
- 特殊清掃が必要
- 遠方で何度も通えない
- 精神的に自分で行うのがつらい
部分的に業者に頼むことも可能です。例えば、貴重品の仕分けは自分で行い、大型家具の搬出・処分だけ業者に依頼する、というハイブリッドな方法もあります。
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