遺品整理はいつから始めるべき?
「遺品整理はいつ始めればいいのか」——これは多くの方が悩むポイントです。結論から言うと、明確な決まりはなく、ご自身のペースで始めて構いません。ただし、状況によって最適なタイミングは異なります。
この記事では、一般的な開始時期の目安と、状況別のベストタイミング、急ぐべきケースの判断基準を解説します。
遺品整理を始める一般的なタイミング
四十九日法要の後(最も一般的)
最も多いのが四十九日法要を終えてから始めるパターンです。仏教では四十九日で故人の魂が成仏するとされており、この法要をひとつの区切りとして遺品整理に着手する方が多いです。
四十九日法要には親族が集まるため、そのタイミングで形見分けの相談や、遺品整理の方針を話し合えるメリットもあります。
葬儀後すぐ(急ぐ必要がある場合)
以下のような場合は、葬儀後すぐに遺品整理を始める必要があります。
- 賃貸物件で退去期限がある場合:一般的に死亡後14日〜1ヶ月以内に退去を求められることが多いです
- 孤独死で特殊清掃が必要な場合:衛生面の問題から早急な対応が必要です
- 季節的に室内環境が悪化する場合:夏場は臭気やカビの発生リスクが高くなります
相続手続きの前後
相続税の申告期限は死亡を知った日から10ヶ月以内です。遺品の中に通帳・保険証券・不動産関連書類・有価証券などがあるため、相続手続きの一環として遺品整理を行うケースも多いです。
特に遺言書の有無は相続手続きに大きく影響するため、遺品の中から早めに探しておく必要があります。
気持ちの整理がついてから(時間をかける場合)
「まだ片付ける気持ちになれない」という方は、無理に急ぐ必要はありません。半年後、1年後に始める方も少なくありません。ただし、持ち家の場合でも、長期間放置すると以下のリスクがあります。
- カビ・害虫の発生
- 固定資産税の継続支払い
- 空き家特措法による行政指導のリスク
- 建物の老朽化による資産価値の低下
状況別のベストタイミング
賃貸物件の場合
賃貸物件の場合は退去期限に合わせて速やかに進める必要があります。多くの賃貸契約では、借主の死亡後も家賃が発生し続けます。1ヶ月家賃を無駄に払わないためにも、早めの着手がおすすめです。
退去期限が厳しい場合は、遺品整理業者に依頼すれば最短当日〜数日で完了します。
持ち家の場合
持ち家の場合は時間的な余裕がありますが、不動産の売却を検討しているなら早めの遺品整理がおすすめです。家財道具が残ったままでは内覧や売却ができません。
また、空き家のまま放置すると「特定空家」に指定され、固定資産税が最大6倍になるリスクもあります。
遠方に住んでいる場合
故人の住まいが遠方にある場合、何度も通うのは時間的・金銭的に負担が大きいです。四十九日法要や三回忌など親族が集まるタイミングに合わせて、1〜2日で集中的に作業するか、業者に一括で依頼する方法が現実的です。
遺品整理を先延ばしにするリスク
相続トラブルのリスク
遺品の中に遺言書や重要書類が紛れている可能性があります。発見が遅れると、相続手続きがこじれたり、相続税の申告に間に合わなくなるリスクがあります。
遺品の劣化・紛失リスク
写真やアルバムはカビや湿気で劣化します。また、空き家は空き巣の被害に遭うリスクもあります。貴重品や思い出の品は、早めに確保しておくことが大切です。
心理的負担の増大
「いつかやらなきゃ」と思いながら先延ばしにすることで、かえってストレスが溜まるケースも。思い切って着手してみると、「始めてしまえば意外と進められた」という声も多いです。
遺品整理の進め方のコツ
まずは小さなスペースから
いきなり全部屋に手をつけるのではなく、引き出し1つ、クローゼット1つから始めるのがおすすめです。小さな達成感が次のモチベーションにつながります。
家族で役割分担する
一人で全部やろうとすると、体力的にも精神的にも大変です。家族や親族で部屋ごとに担当を決めて、複数人で取り組みましょう。
無理をしない
思い出の品に触れると、涙が出たり作業が手につかなくなることもあります。そのときは休憩して、また別の日に再開しても大丈夫です。
墓じまいとの同時進行について
親の死後、実家の遺品整理とお墓の管理が同時に問題になるケースは非常に多いです。「実家の片付け」と「墓じまい」を同時に進めれば、精神的な負担を一度にまとめられるというメリットがあります。
墓じまいも遺品整理も、まずは業者の見積もりを取って費用感を把握するところから始めましょう。
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